更新日:2026-06-19|リアルタイム情報は公式発表でご確認ください
ワールドカップ観戦のためにカナダへドローンを持ち込もうと計画しているなら、まず覚えておくべきことがあります。Transport Canadaは、FIFAワールドカップ2026の2つの開催都市であるTorontoとVancouverを対象に、一時的な空域制限を設定し、許可のないドローンが指定エリア内で高度2,500フィート以下を飛行することを禁止しました。規制期間は2026年6月12日から7月7日までです。この規則は、公式の試合スタジアムだけでなく、各チームの移転トレーニング会場も対象としており、違反した者はカナダの航空法規に違反したものとみなされます。
複数のカナダのメディア(CHCH、Castanet、The Canadian Pressなど)が6月16日、Transport Canadaの発表を引用してこの規制を報じました。挙げられているエリアは「指定された円形の制限区域」という形で示され、2都市それぞれに複数の場所があります。
Toronto側では、制限区域に「Toronto Stadium」と改称されたBMO Field、Exhibition Place、そして3つのトレーニング会場、すなわちDownsview Park、Centennial Park、New TecumsethにあるNottawasaga Resortが含まれます。Vancouver側では、BC Placeスタジアム、Pacific National Exhibition(PNE)の敷地、そして2つのトレーニング施設であるKillarney ParkとUniversity of British Columbia(UBC)が対象となります。つまり、Vancouverの男子代表がかつて移転していたUBCのトレーニング拠点は、まさに規制の円の中に入っているのです。
実は、トレーニング会場を円の中に含めることには前例があります。2024年のパリオリンピックの際、サッカーカナダ女子代表がドローンを使ってニュージーランドのトレーニングを偵察していたことが発覚し、最終的に監督のBev Priestmanとサッカーカナダのスタッフ2名がそれぞれFIFAから1年間の出場停止処分を受けました。主催者にとって、チームが非公開で練り上げる戦術的な取り組みは極めて機密性の高い情報であり、空からの偵察とセキュリティ上の脅威をまとめて排除することが、トレーニング会場の上空にこの飛行禁止の円を設ける主な狙いです。また、過密な大会期間中に、いずれにせよ混雑するスタジアム周辺の低空域を管理する目的もあります。
一般のファンにとって、この規則はたいてい気づかれないものですが、いくつか覚えておくとよい点があります。第一に、上記のいずれのスタジアムやトレーニング会場の周辺でもドローンを操作しないこと。たとえ街のスカイラインやチームバスの到着を撮影したいだけでも、制限区域内にいて例外許可を得ていない限り、法に触れる恐れがあります。第二に、街の別の場所でドローンを飛ばす場合でも、カナダにはすでに趣味用ドローンの重量、登録、飛行高度に関する規則があるので、出かける前にTransport Canadaの公式サイトを確認するのが得策です。ワールドカップ期間中の取り締まりは緩くなることはあっても、より厳しくなるばかりです。第三に、もし宿泊先がたまたま飛行禁止の円の中にあっても、宿泊自体に問題はありませんが、バルコニーや屋上から飛ばして撮影しようなどとは考えないことです。
例外措置については、発表は制限が「許可のない」ドローンを対象としていると明記しており、これは例外の枠組みが確かに存在すること(例えば、承認された法執行機関、政府、報道機関による使用)を意味します。ただし、これまでに公開されている情報では、具体的な申請条件や手続きは説明されていません。もし本当に業務上の運用の必要があるなら、Transport Canadaに直接問い合わせるべきで、自己判断してはいけません。加えて、制限区域の正確な半径、時間帯ごとに区分されているかどうか、チーム到着前の順応期間にも同じことが適用されるかといった詳細は、依然として公式のNOTAM/発表版に準じます。渡航前に一度確認しておくのが最も安全な方法です。総じて、この規制はワールドカップに向けて高められたセキュリティ基準の一環であり、運任せにするよりも、ドローンはスーツケースにしまって、安心して試合を楽しむほうがよいでしょう。両都市をまたぐ行程を組んでいるなら、ぜひ当サイトのVancouverワールドカップ観戦ガイドとTorontoワールドカップ観戦ガイドもご参照ください。


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