更新・事実確認:2026年9月16日|対象期間:1930〜2022年

ウルグアイで初めて開催された1930年から、アルゼンチンがカタールで優勝した2022年までに、男子W杯は22大会が行われました。この回顧の集計は2022年で区切り、2026年の結果を加えません。開催国と上位2チームは、FIFAの1930〜1978年の優勝記録と1982年以降の記録で確認できます。後者についても、ここでは2022年までの部分だけを参照しています。

2022年までの優勝チームは8つ。ブラジル5回、ドイツとイタリア各4回、アルゼンチン3回、フランスとウルグアイ各2回、イングランドとスペイン各1回で、合計22回です。ドイツの4回には、西ドイツの1954・1974・1990年とドイツの2014年を含めます。西ドイツの3回をもう一度加算してはいけません。下表ではチェコスロバキアなど当時のチーム名を残し、その成績を現在の国々に独自に割り振ることはしていません。

2022年までの男子W杯で優勝した8チームの優勝回数を示す当サイト独自の図
Let’s Canada独自の統計図。2026年9月16日作成、対象は1930〜2022年の男子W杯のみ。ドイツは西ドイツの3回を含みます。歴史写真やFIFA公式画像ではありません。

第1回は13チームが参加し、予選大会はありませんでした。ウルグアイがモンテビデオでアルゼンチンを4–2で破って優勝。UEFAによる1930年の回顧では、グループ戦の後に準決勝と決勝を行った方式も確認できます。イタリアは1934年と1938年に連覇。その後、第二次世界大戦の影響で1942年と1946年は開催されず、1938年から1950年まで12年間の空白が生じました。FIFAの歴史人物の記事も、初期の優勝記録と併せてこの中断を裏付けています。

特に注意したいのが1950年です。ブラジル、ウルグアイ、スウェーデン、スペインの4チームによる総当たりの決勝リーグで、決勝トーナメントを勝ち抜いて単独の決勝戦に進む方式ではありませんでした。7月16日の対戦では、ブラジルは引き分けで優勝、ウルグアイは勝利が必要でした。ウルグアイがリオデジャネイロのマラカナンで2–1の逆転勝利を収め、2度目の優勝を果たしました。FIFAのマラカナソの試合記録は「Final round」と表記し、歴史的な試合の回顧でも通常の決勝戦ではないと説明しています。下表の「準優勝」は大会の最終2位を意味し、1950年に決勝トーナメントの決勝があったという意味ではありません。

1958年には17歳のペレがブラジルの初優勝に貢献し、決勝で開催国スウェーデンを5–2で破りました。ブラジルは1962年のチリ大会で連覇し、1970年にはイタリアを4–1で破って3度目の優勝。FIFAのペレの回顧は3大会を結び付けるとともに、1962年にペレが全試合を戦ったわけではないことも示しています。3度目の優勝によってブラジルはジュール・リメ杯を永久保持しました。FIFAのトロフィー史は1974年の新トロフィーへの交代を記録しています。旧トロフィーの永久保持は、現在の原杯でも同じ権利があることを意味しません。

1966年はイングランドが延長の末に西ドイツを4–2で破り、2022年までで唯一の優勝を果たしました。1974年は西ドイツがクライフのオランダに勝利。1978年はアルゼンチンが自国でオランダを延長戦の末に破って初優勝しました。対戦相手、スコア、延長の有無はFIFAの優勝を決めた試合の映像索引に基づきますが、すべての大会が同じ勝ち上がり方式だったわけではありません。

1986年のマラドーナによる「神の手」と「世紀のゴール」は、準々決勝のイングランド戦で生まれた別々の得点で、決勝での出来事ではありません。アルゼンチンはその後、決勝で西ドイツを3–2で破りました。1994年のブラジル対イタリアは延長後も0–0で、ブラジルがPK戦を3–2で制しました。男子W杯決勝で初めてPK戦によって優勝が決まった試合です。1998年はフランスが自国でブラジルに3–0、2002年の日韓大会はブラジルがドイツに2–0で勝ち、5度目の優勝を果たしました。FIFAの後期の優勝記録がこの流れを裏付けており、チームの優勝を一人だけの働きとして描く必要はありません。

2006年はイタリアとフランスが延長後1–1となり、イタリアがPK戦を5–3で制しました。2010年はイニエスタの延長戦の得点で、スペインが南アフリカで初優勝。2014年はドイツが延長の末にアルゼンチンに1–0で勝ち、統一後初の優勝を果たしました。2018年はフランスがクロアチアに4–2で勝利。2022年はアルゼンチンとフランスが3–3で終え、アルゼンチンがPK戦を4–2で制しました。FIFAの決勝などの回顧には、この試合のメッシ2得点、エムバペ3得点も記録されています。「史上最高の決勝」という表現は評価であり、共通基準による客観的な順位ではありません。

22大会のスコアを読むときの区別

下表は優勝チームのスコアを左に置き、試合終了時の得点を示しています。延長戦とPK戦は別記し、PK戦での成功数を試合の得点には足していません。例外は1950年で、ウルグアイがブラジルと戦った決勝リーグ最終戦のスコアを載せています。初期の優勝記録とFIFAの結果・映像索引で照合し、1950年については前述の個別資料も参照しました。

年 開催国 優勝 準優勝 優勝国を左にしたスコア・試合の区分
1930 ウルグアイ ウルグアイ アルゼンチン 4–2
1934 イタリア イタリア チェコスロバキア 2–1 (延長後)
1938 フランス イタリア ハンガリー 4–2
1950 ブラジル ウルグアイ ブラジル 2–1 (決勝リーグ最終戦。単独の決勝戦ではない)
1954 スイス 西ドイツ ハンガリー 3–2
1958 スウェーデン ブラジル スウェーデン 5–2
1962 チリ ブラジル チェコスロバキア 3–1
1966 イングランド イングランド 西ドイツ 4–2 (延長後)
1970 メキシコ ブラジル イタリア 4–1
1974 西ドイツ 西ドイツ オランダ 2–1
1978 アルゼンチン アルゼンチン オランダ 3–1 (延長後)
1982 スペイン イタリア 西ドイツ 3–1
1986 メキシコ アルゼンチン 西ドイツ 3–2
1990 イタリア 西ドイツ アルゼンチン 1–0
1994 アメリカ ブラジル イタリア 0–0 (延長後・PK戦 3–2)
1998 フランス フランス ブラジル 3–0
2002 韓国 / 日本 ブラジル ドイツ 2–0
2006 ドイツ イタリア フランス 1–1 (延長後・PK戦 5–3)
2010 南アフリカ スペイン オランダ 1–0 (延長後)
2014 ブラジル ドイツ アルゼンチン 1–0 (延長後)
2018 ロシア フランス クロアチア 4–2
2022 カタール アルゼンチン フランス 3–3 (延長後・PK戦 4–2)

この22大会の優勝は、すべて欧州または南米のチームでした。対象期間内の開催国優勝は、1930年ウルグアイ、1934年イタリア、1966年イングランド、1974年西ドイツ、1978年アルゼンチン、1998年フランスです。これは過去の結果であり、開催国が必ず勝つという法則ではありません。終了した2026年大会は、当サイトの2026年W杯回顧や48チーム制と組分けの解説を参照し、大会ごとの記録とルールを混同しないようにしてください。


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