更新日:2026-06-19|最新データは公式発表に準じます
ボスニア・ヘルツェゴビナ(しばしばボスニアと略されます)は、バルカン半島から来た歴戦の勢力で、フィジカルなデュエル、組織の規律、素早いカウンターアタックに立脚したサッカースタイルを持っています。人口わずか300万人強の国ながら、旧ユーゴスラビア解体後の独立以来チームを送り出し、実力以上の戦いを見せることで長く知られてきました。ワールドカップの舞台に到達するのは史上2度目で、Bundesligaやハンブルクでプレーした伝説的なストライカー、Sergej Barbarez監督に率いられています。スカッドは40歳のキャプテン、ジェコの経験と、海外を拠点とする若手選手たちを融合させており、グループBで侮れない「粘り強いダークホース」とみられています。
スター選手(2026年スカッド)
ボスニアの攻撃の起点は、依然として記録ずくめのストライカー兼キャプテンであるEdin Dzekoで、現在40歳、ドイツのSchalke 04でプレーしています。かつてマンチェスター・シティに所属したこのストライカーは、代表の得点(73)と出場数(148)の両方で歴代記録保持者であり、今大会は彼のキャリアの「ラストダンス」です。守備では、かつてアーセナルのユニフォームをまとったベテランSead Kolasinacが現在イタリアのAtalantaでプレーしており、チームで数少ない大きな大会の経験を持つ選手の一人です。攻撃陣にはBundesligaのVfB Stuttgartに所属するErmedin Demirovicや、Borussia MönchengladbachのHaris Tabakovicもいます。最も注目される若きスターは21歳のウインガーEsmir Bajraktarevicで、アメリカのウィスコンシン州に生まれ、MLSのNew England Revolutionのアカデミー出身で、現在はオランダ王者のPSV Eindhovenでプレーしています。予選プレーオフでイタリア相手に決勝のPKを決め、ボスニアをワールドカップへ導いたのは彼でした。
2026年ワールドカップ グループステージ(グループB):日程と結果
ボスニアは開催国のカナダ、カタール、スイスとともにグループBに入っています。初めの2試合を終え、ボスニアは1分け1敗で勝ち点1を積み上げ、グループ3位につけて突破への道は険しくなっています。6/24のカタール戦は、すべてを懸けるべき一戦です。日程とスコアは以下のとおりです。
| 日付 | 試合 | 会場 | スコア/状況 |
|---|---|---|---|
| 6/12(金) | カナダ vs ボスニア | BMO Field、トロント | 1–1(引き分け) |
| 6/18(木) | スイス vs ボスニア | SoFi Stadium、イングルウッド(カリフォルニア) | 4–1(敗戦) |
| 6/24(水) | ボスニア vs カタール | Lumen Field、シアトル | 未消化 |
現在のグループB情勢:カナダとスイスがそれぞれ勝ち点4で並んで首位に立ち、ボスニアとカタールはそれぞれ勝ち点1で最下位を避けるべく争っています。最終節では、3位のチームがラウンド32の座をつかめるかどうかが決まります(今大会の48チーム制のもとでは、成績上位の一部の3位チームが勝ち上がれます)。
ボスニアが初めてワールドカップ本大会に到達したのは2014年ブラジル大会で、その大会唯一のデビューチームでもあり、当時は伝説的なSafet Susicが監督を務めていました。グループFに入り、初戦でマラカナ・スタジアムにてアルゼンチンに1–2で敗れ(イビシェビッチがチーム史上初のワールドカップゴールを決めました)、続いてナイジェリアにも敗れて早々に敗退が決まり、最終戦でイランを3–1で下してチーム史上初のワールドカップ勝利を挙げました。グループステージの最終成績は1勝2敗、5得点5失点で、グループステージ敗退となりました。言い換えれば、本大会に到達したこと自体がこの若い国のこれまでの最高の成績であり、今大会はチーム史上2度目の出場となります。
総じて、この世代のボスニアは2014年の黄金世代ほどの才能はなく、40歳のジェコに過度に依存していると広くみられています。初めの2試合ですでにスイス相手に守備のもろさ(1試合で4失点)を露呈しました。それでも予選での戦いぶりは大いに希望を抱かせるもので、Bajraktarevicのような海外を拠点とする若手スターの台頭が、世代交代の中でもチームを前進させ続けています。ボスニアのファンにとっては、ジェコの「ラストダンス」や、ヨーロッパと南北アメリカにまたがるこのディアスポラ世代が育んだ闘志は、それ自体が語り草です。6/24にカタール相手に勝利を挙げられれば、成績上位の3位チームとして勝ち上がる夢を追う可能性がまだ残されています。


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